平坦部の耐食性発現機構
ZAM®はめっき層に含有されるAlとMgの効果により、時間の経過とともに緻密で付着性の高いMgを含む亜鉛系保護被膜がめっき表面に形成されます。
この保護被膜がめっき層の腐食進行を抑制します。
溶融亜鉛めっきの場合もめっき表面に保護被膜が形成されますが、粗く付着性に乏しいため腐食因子が透過し、めっきの腐食が進行します(右写真参照)。
切断端面部の耐食性発現機構
切断端面部においても、めっき層から溶け出したMgを含む緻密な亜鉛系保護被膜が端面部を覆うことにより、優れた耐食性を発揮します。
この保護被膜がめっき層の腐食進行を抑制します。
暴露初期
暴露3年後
(板厚:3.2mm、めっき付着量:150/150 g/m2)
注)色調ならびに色調変化のスピードは板厚、暴露環境(地域・施工場所・向き等)により変わります。